プリントの種類
銀塩写真プリント(印画紙プリント)
本来、銀塩フィルムで撮影されたフィルムから、印画紙に プリントしたものを指しますが、写真店舗、写真業界などではインクジェットプリントと区別するために、デジタルデータをレーザーを使い、印画紙に焼いたものを銀塩プリントと呼びます。インクジェットプリントと比べるとdpiは低いのですが、一つのドットを256色で表現できる。
【特徴・長所】
長期保存に強い インクジェットプリントに比べると水害に強い
(震災時、写真クリーニングなどで、かなり復活したそうです)
【短所】
写真屋でしかプリント出来ないので、オペレーターに色調濃度など好みを伝える必要がある(色見本などで対応していますが、インクジェットプリントは発色が違うため。色見本にはなりません。参考程度です)
インクジェットプリント
4色から10色ぐらいのインクを拭きつけプリントしたもの。インクの種類に顔料と染料があり、それぞれ特徴が異なる。本体は1万円~から買えるが、ペーパーが専用のものが必要なため、一般的にはインクとペーパーでLサイズで40円くらいと言われています。顔料、染料ともに、長期保存には不向きですが、染料インクは、発色が鮮やかで光沢感が得やすいのですが、乾燥に時間が掛かる。顔料インクは、インクが滲みにくいので、高精細な印刷物に適しています。長期保存耐久性も染料に比べると優れている。
【特徴・長所】
自宅でプリントできるので、色調濃度など好みを調節できる。
【短所】
長期保存に適していない。水害に弱い(震災時、かなり被害があったようです)。
熱転写プリント
インクリボンに塗布された昇華性染料インクを、熱した印字ヘッドによって専用のコート紙に転写する。
熱転写プリンターの一種ではあるが、一般には「昇華型プリンター」と呼ばれる。
昇華型は印字するドット毎に転写するインクの濃度が調整できるため階調表現に優れ、写真印刷用途にも耐えうる画質が得られる。
染料インクが使用されるため耐水性や耐候性は 劣るが、近年の昇華型は表面にラミネート処理を施すことで耐水性・耐候性を高めている。
ただ、感熱式プリンターと同様に印刷には専用用紙を必要とするため高コストであることや、色ごとに印刷動作を繰り返すため印刷に時間がかかるといった熱溶融型と同様の欠点もある。
レーザープリント
インクジェットプリンターと比較して、高速で普通紙に対しても高品質な印刷が可能。